飛行機雲

08/05/02(Fri)

高知に暮らし始めて18年になりました。
わたくし純潔の高知人ではありませんので、正直高知の嫌いなところもあったりします。
しかしそれでも高知に暮らして良かったなぁ、自慢したいなぁと思える一つが「飛行機雲」です。

（さすがに携帯カメラでは飛行機は写りません、残念）

夕焼け迫る時間帯に歩いて会社から帰宅していたりすると、「ゴオ～～」という飛行機のジェット音が聞こえたりします。大阪・東京からの九州・沖縄航路の要所だったりして結構頻繁に聞こえます。何気なく空を見上げたりすると透き通るような青空に「ス～～」と本当に刷毛でなぞったような飛行機雲が白く描かれていて、その先に飛行機の客席の窓までも見えそうなくらいに綺麗なシルエットの機体が手に取るように見えます。

生きているといろいろあったりするのですが、真っ青な大空に本当に小さく見える飛行機がくっきり綺麗に見えるということは当たり前だけどすごいことではないかと思えるのです。県民所得、学力、道路整備などなど数値上ではいろいろ低い低いと言われるのですが、ぜひとも子供達には数値に表れない大事なものが高知県には残されているのだということを感性で受け止って、自信を持って生きてもらえればなぁと思うのです。（おごりはいけません、ひがみもいけません。）

生きていくことの最低限の基礎だけでも保証されればと思うのですが、残念ながら昨今の社会情勢は弱肉強食の社会だけにしか写らないように思います。

あの飛行機の窓には、今これを読んで下さっている貴方がいたのかもしれませんしね・・・。


明日は元気があれば午前中室戸市(#3902)からＨＦ・ＳＡＴの予定です。