軟骨の唐揚げ

12/01/10(Tue)

仕事が終わり自宅へ帰る間に、一息付きたくて居酒屋の止まり木に立ち寄ることがある。
独りで居酒屋のカウンターなんて寂しい中年サラリーマンやなぁと自虐的に思いながらも、、孤独にため息をついて誰に遠慮することなく飲む酒は旨い。

先日も今年最初の一仕事を終えて、初止まり木と意気揚々といつものようにいつもの品物を注文した。酒の肴に軟骨の唐揚げは最高である。

ホッピー片手に、軟骨の唐揚げを放り込んでいると、「ガリッ」と何とも言えない異物が口の中に出てきた。「またぁ、唐揚げの中に骨でも入ってたんじゃ」と店員を呼ぼうかと思った矢先に、舌が触れた奥歯の様子がおかしい、何だかいつもの感じと違うぞ。恐る恐る口から吐き出した異物を見ると、どうにも歯が欠けたらしい。前々から歯医者にひびが入っている歯があって、次に腫れたら抜くからねと脅されていた歯がついに欠けてしまった。新春早々なんてこったい、またまた抜歯かと戦々恐々今日は歯医者に行って来た。いくつになっても歯医者は何とも言えず苦手だが、どうにか歯を抜くことなく樹脂を被せてくれてとりあえず元通りになった。「先生、軟骨の唐揚げまだ食べても大丈夫？」と尋ねたら「欠けたらまた被せるから」とありがたいお言葉、何て頼もしい先生だ！。しかし歯は大事だかんね、軟骨の唐揚げは2回に1回くらいの注文にしておこう。

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